「休学したいけど、どうやって親を説得すれば...」
おそらく、大学の休学を考えている人は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
やっぱり休学の問題には、親はつきものです。
僕自身、休学をするにあたって、同じような悩みを抱えていました。
しかし、無事に親を説得して、休学をすることが出来ました。
今回は、親を説得する理由、親が休学を反対する理由、僕が休学を説得した方法について、共有していきたいと思います。
この記事を読み終える頃には、休学をするための親の説得の方法がマスター出来るはずです。
少しでも参考にして頂けると嬉しいです。
Contents
休学をする。親を説得する必要は?
休学をするにあたって、やはり親を説得する必要があると僕は思います。
「自分の人生だし、自分で決めても良いじゃん。」
そんな風に感じる人も多いと思います。
確かに、自分の人生だし、自分で決めても良いと僕も思います。
しかし、休学を自分勝手にやっても良いのかというと、それは違います。
なぜなら、学生の間は、まだ子供だからです。
もちろん、未成年の方もいますし、学費や生活費を親に支援してもらっている方も多いと思います。
親があって今の自分があるのに、それを無視して勝手に休学だなんて、人としてダメだと思います。
きちんと親を説得して、納得してもらって、休学をする必要がありますね^^
親が休学を反対する理由は、子供が心配だから。
どうして親は、子供の休学を反対するのでしょうか。
様々な理由があると思いますが、主な理由は心配だからです。
確かに、普通に考えると心配だと思います。
休学をするということは、悪い言い方をすると、邪道です。
皆が歩く道から外れるということです。
「小学校→中学校→高校→大学(専門学校)→就職」
この流れが、いわば王道です。
普通に進学をして、普通にステップを進めていけば、ある程度は就職が出来ます。
休学とは、この道から一度離れることです。
逆に考えてみると、「親が仕事をやめて起業をする」というようなモノです。
そりゃ心配すると思いませんか。
その道の先に何があるかもわからないし、元の道(王道)に戻ってくるかもわかりません。
僕の場合は、当時、国立大学に通っていたので、尚更この心配が強かったです。
国立大学に推薦で入学した僕。今まで、親や先生の言うことを聞いて、真面目にやってきました。
王道をきちんと歩いてきました。そんな僕がいきなり休学をするなんて。
名だけは国立大学。地元(沖縄)の中ではトップの大学。
普通に卒業をしたら、地元では有数の大手企業に就職出来る可能性も十分あります。
安定が間近にあるのに、茨の道に進むなんて。そりゃ心配します。
親の説得をするには、心配を取り除くことは絶対必要になりそうですね。
僕が親を説得した方法
実際に僕は、どのようにして親を説得したのでしょうか。
当時の僕の状況は以下のような感じでした。
・19歳。地元は沖縄。
・沖縄(地元)の国立大学に現役合格。
・2年次の1年間休学を希望。
・休学の理由は東京で仕事をする。
このような状況で、どのように説得をしていったのでしょうか。
1つずつ丁寧に解説していきたいと思います。
心配を解消して安心させる
1つ目は、心配を解消して安心させることです。
親が休学を反対する理由は、主に心配するからだということをお伝えしました。
ならば心配を解消すれば良いのです。
何が心配なのかというと、就職に影響が出ることです。
親としては、きちんとした会社に就職して、安定した生活を送ってほしいと思っています。
僕も子供には、安定した生活を送ってほしいものです。
この心配を解消するためには、将来(就職)への影響は少ないということを伝える必要があります。
決して感情的にではなく、あくまでも論理的に話を組み立てていくことが大切です。
初めに、具体的な仮定を提示して、自分のフィールドに持ってきます。
例えば、留学を理由に休学をしたい場合。
「もしも自分(親)が社長だったら、留学に行って多様な価値観や語学力を身に付けた人と、何にもせずに適当に大学に通っていた人、どっちの人材が欲しい?」
そんな仮定によって、まずは1歩動かします。
そのあと、休学は就職には影響がないということ、むしろ頑張り次第ではプラスになることを、ネットなどで調べたデータ(証拠)をもとに説明します。
きちんと説明すれば、心配は解消されていきます。
あくまで、論理的に。冷静に。言っていることに間違いは無いのですから。
自分のメリットを伝える
2つ目は、自分のメリットをきちんと伝えることです。
たとえ親の心配を解消したとしても、それは0の状態になっただけです。
きちんとメリットを伝えていって、プラスにしていく必要があります。
休学をすることで、どんなメリットがあるのかを伝えていきましょう。
例えば、留学に行く場合。
メリットは、海外の文化に触れられる、語学力を身に付くといったモノが挙げられます。
ここで単に、そういったメリットを親に伝えたところで、効果はあまりありません。
なぜなら、親もそんなメリットがあることくらいは知っているからです。
確かにそうですね。ちょっと調べたり考えたら、すぐにわかります。
このメリットを伝えるときに大事なのは、具体性と将来性です。
先ほどの留学での、語学力が身に付くというメリットを例に取ります。
このメリットは、あくまで手段にしか過ぎません。
これを「語学力が身に付いて、小さな頃から夢だったキャビンアテンダントに1歩近づく」と説得してみるとどうでしょう。
そこまで将来のことを考えているなら。応援してみようかな。そんな気持ちになると思います。
具体的に。将来性を持って。親を魅了していきましょう。
親にとってのメリットを伝える
3つ目は、親にとってのメリットを伝えることです。
先ほどは、自分(子供)のメリットを伝えてきました。
子供の幸せが、親とっての幸せ。そんな風に言われています。
でも、親も1人の人間です。
親自身のメリットを伝えていくことで、説得を確実なモノにしていきます。
僕が実際に行った、親へのメリットの提示を例にしましょう。
まずは、親の性格を見抜くことから始まります。
僕の親は、僕が国立大学に進学したり、妹が部活で全国制覇したことを、すごく自慢げに周りの人に話すタイプでした。
このことから、子供の結果=親の結果といった考えなのだと見抜きました。
その考えが、良い悪い、好き嫌いという問題ではなく、純粋にそこにアプローチをしていきます。
僕が休学をした理由が、「東京で1年間就職する。」といったモノです。
これを親のメリットに全力で変換していきます。
「子供が東京(六本木)で働くよ」「成功したら起業するかもよ」といったモノです。
不安の解消→自分のメリットの提示→親にとってのメリットの提示
これらが、親にどう響いたのかは親にしか分かりませんが、休学を許可してくれたのは事実です。
賛成:反対=100:0にする必要はありません。
60:40、51:49でも、賛成は賛成なのです。
無理に100にするのは逆効果なので、注意をしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
親が休学を反対する主な理由は、心配だからということです。
なのに、それを嫌に思ったり、無視したりするのは、いけないことですね。
きちんと説得をして、送り出してもらう必要があります。
僕が大学休学をする際に実際に行った、親の説得方法をお伝えしてきました。
人によっては合う合わないはあると思いますが、この方法で僕は説得をしたということは事実です。
「不安の解消→自分のメリットの提示→親にとってのメリットの提示」
説得に迷っている人は、この流れを参考にしてみて下さい。
1つ注意しておくべき事が、決して休学をすることがゴールではないということです。
その休学を良いモノにするために、休学生活を全力で頑張りましょう。