「大学受験。第1志望に受かりたいけど、試験科目が多すぎる...」
おそらく、公立や国立大学の受験を希望している人は、受けなければならないセンター試験の科目の多さに、このような悩みを抱えているのではないでしょか。
僕自身、国立大学を受験するにあたって、試験科目の多さに悩むこともありました。
しかし、実際に受験を通していく上で、多くの試験科目に対応していくコツを身に付けることができ、無事に合格することが出来ました。※推薦合格だが、センターでも上位レベルを取れました。
今回は、公立・国立大学の受験を希望する受験生に対して、多くのセンター試験の科目に対応していくコツをお伝えしていきたいと思います。
少しでも参考にして頂けると嬉しいです。
Contents
公立・国立大学の試験科目が多いのはどうして?
私立は平均3教科ほど、公立・国立は平均7教科ほどの試験科目です。
では、どうして公立・国立大学の試験科目はこんなにも多いのでしょうか?
主な理由は、バランスが大事だからです。
公立・国立というくらいですから、大学、試験に、県や国が深く関わっています。
高校の頃に、34点以下だと赤点だったように、県や国の教育の方針として、悪いモノ、苦手なモノをダメとする傾向があります。
いくら他が良かったとしても、そこにはあまり目をつけず、悪い所に目をつけるのです。
バランスのある人の方が、評価されやすい社会ということです。
もちろん、全部10のバランスではなく、全部75のバランスなので、注意が必要です。
もっと、個性、強みを伸ばしていくのも、悪くないと個人的に思いますけどね。
多くの試験科目に対応する3つのコツ
公立・国立大学を目指すに辺り、多くの科目を攻略していく必要があります。
僕が実際にやってみて感じた攻略のコツは、主に3つあります。
・苦手教科を伸ばす
・理科、社会を先に仕上げる
・時間をたっぷりかける
といったモノが挙げられます。
1つずつ丁寧に紹介していきたいと思います。
苦手科目を伸ばす
1つ目コツは、苦手科目を伸ばすことです。
勉強だけではなく、どんなことに対しても、世間の一般常識としては、
「得意分野を伸ばすべし!」ということが言われています。
しかし、この受験においては、苦手科目を伸ばすべきなのです。
確かに、得意分野を伸ばすことは大事だと思います。
例えば、敵を倒しに行くために、冒険に出るとします。
敵は、火属性です。
連れて行く仲間は、それぞれの能力がバラバラです。
①火50、水50、木50の人
②火0、水100、木0の人
どちらを連れて行きますか?
合計値は、①の方が高いです。
しかし、後者の方が、火を打ち消す水の能力が高いので、この場面では仲間に優れています。
このような考えから、強みを伸ばしていく考えが広まっています。
一方で、受験の場合はどうでしょうか?
受験は、勝つものではなく、負けないモノです。
「受験に落ちる」という表現をするように、落ちるか落ちないかなのです。
決して、駆け上がる、1着になるという、勝つモノではありません。
センター試験では、合計値で勝敗が決まります。
先ほど例のように、②1つだけ強いけど合計値は100の人、①強みはないけど合計値は150の人。
合計値が高い①の人の方が、このセンター試験では優れていることになります。
負けないことが、勝つことに繋がるのです。
理科、社会を先に仕上げる
2つ目のコツは、理科、社会を先に仕上げることです。
一般的には、英語、数学、国語から、先に仕上げるべきだという意見があります。
確かに、理科と社会は100点満点なのに対し、英語、数学、国語は200点満点です。
そのことから、英数国から仕上げるべきだという意見が広まっています。
しかし、あくまで僕の意見としては、理科と社会から仕上げていくべきだと思います。
なぜなら、理科と社会は、ある程度はすぐに仕上がるからです。
理科と社会は、ただの暗記ゲームです。
そういうと語弊があるかも知れませんが、あながち間違いではないです。
1つの問いに対しての1つの答えを、暗記して思い出すだけです。
英数国は、多少時間がかかります。
読解力、論理的思考、表現力など、多くの能力が必要になります。
それらの能力を鍛えていくためには、一筋縄ではいきません。
さっと理科と社会を軽く仕上げておくと、あとは日々反復していくことで、定着していきます。
また、心の安心感が変わってきます。
受験生の多くの悩みは、点数が取れずに、模試でE判定のような悪い成績を出し続けることです。
理科と社会をある程度仕上げておくことで、点数の底上げが出来て、E判定のような底辺の苦しい時期をあまり味合わずに済みます。
もちろん、英数国もある程度は出来ていたらの話ですが。
それだけでも、精神的に落ち着くことが出来て、焦らずに受験勉強に励むことが出来ます。
時間をたっぷりかける
3つ目のコツは、時間をたっぷりかけることです。
「量が多いなら、量でカバーしろ。」
そんな風に聞こえると思うのですが、その通りです。
やっぱり、天才でも無い限り、たくさん努力する必要があります。
例えば、ダイエットのために、毎日ランニングをする場合。
毎日1キロ走る人と、毎日10キロ走る人。
どちらの方が痩せると思いますか?
食事などの他の条件が同じ場合、10キロ走った方が、痩せると思います。
なぜなら、人の10倍も頑張っているからです。
周りと同じようにやっていると、周りと同じようにしかなりません。
周りより1歩抜きんでるには、周りより頑張るしかありません。
当たり前のことに見えて、多くの人が忘れています。
だからこそ、この本質をきちんと捉え、頑張っていく必要があります。
もちろん、無理のしすぎには注意です。
僕自身、自分を追い込みすぎて、逆に頑張れなくなってしまいました。
自己管理をしっかりしながら、頑張っていきましょう!
裏技!?道を変えるのも戦略!
ここで1つ、裏技を紹介していきたいと思います。
それは、希望を私立に変更することです。
公立・国立大学を目指すために多くの科目に取り組みは初めて、どうしても多くの科目をこなすのが自分には合わない人はいると思います。
もちろん、最後まで諦めずに取り組むことが大切なのですが、ときにはきっぱりと捨てて道を変えるのも、また戦略の1つです。
実際に、僕の友人も、国立志望だったのを私立に変えて、国立で目指していたところより偏差値の高い私立大学に合格した人もいました。
どの道を選ぶにせよ、頑張ることに変わりはありません。
頑張ることを頑張り続ける。
大学進学を諦めない限りは、負けではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
公立・国立大学を目指すための、センター試験の攻略方法をお伝えしていきました。
バランス、優先順位、努力、戦略など、多くの方法を屈指して、攻略していきましょう。
もちろん、このような要素も大切ではあります。
しかしながら、個人的に伝えたいことがもう1つあります。
それは、全力で取り組むこと。
結果はどうであれ、全力で取り組んだ先には、必ず学びがあります。
やって出来ないことはない。やらずに出来るわけがない。