26日夜、兵庫県南あわじ市。
男性が、土佐犬のおりの中で死亡しているのが確認。
血を流して倒れているのを、
男性の妻が発見した。
一体どんな事件だったの?
土佐犬が人を食べたの?
疑問を解決していく。
Contents
土佐犬に人が襲われ殺害⁉男性の福本勤さんが死亡。
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190527/k10011930601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
26日午後8時40分ごろ、
兵庫県南あわじ市松帆西路。
無職の福本勤さんが(82)が、
自宅近くの犬のおりの中で、
血を流して倒れているのを妻に発見された。
通報を受けて消防や警察が駆け付けるものの、
福本さんは、その場で死亡が確認された。
警察によると、おりの中には福本さんが、
知人から預かっている1頭の土佐犬がいたそうだ。
福本さんの背中などには、
噛み跡、ひっかき傷のようなものがあった。
警察は、福本さんがおりに入った際に、
土佐犬に襲われたとみて、詳しい事情を調べている。
兵庫県南あわじ市松帆西路。事件の場所は?家の住所は?
▼事件が発生した地域
兵庫県南あわじ市松帆西路で事件は発生した。
福本さんの家の住所は報道されていないが、
この町のどこかであることは間違いない。
土佐犬は最強の闘犬で闘争本能や性格が危険!?
出典:ウィキペディア
【名前】
土佐犬(土佐闘犬)
【体格】
筋肉質で頭は大きい。
長い尻尾に、耳はたれ耳。
体重は30㎏から100㎏超まで様々。
【毛色】
赤、黒、虎が基本色。
【寿命】
10~12年ほど。
【性格】
元々は闘犬用の犬。
なので、闘争本能が非常に強く、
オス同士は近づけない方が良いと言われている。
かなり危険な犬で、
扱いには十分な配慮が必要だと考えられる。
土佐犬は海外では危険犬種!規制や厳重な管理が必要。
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190527/k10011930601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
鎌倉時代ごろから娯楽として
犬同士の戦い「闘犬」が行われていた。
土佐犬は、この闘犬に使われていた。
闘争心が強く、オス同士での接触は危険だ。
そのため、イギリスやフランスなどでは、
土佐犬を「危険犬種」として飼育の規制対象に。
日本では特に規制はされていないが、
一部自治体で規制がされている。
土佐犬を飼育する際には、
鋼鉄製のおりに入れ、
周辺を鉄柵で囲むなど、
厳重な管理が望まれている。
土佐犬による殺害(死傷)事件!青森、神奈川、北海道など
今回だけではなく、
過去にも土佐犬による死傷事件があった。
いくつか紹介していく。
少し心臓に悪いので、お気を付けて。
<2008年10月>
大阪府にて放し飼いの土佐犬。
小学生と郵便配達員を襲い、重傷を負わせた。
飼い主は、重過失傷害容疑で逮捕された。
<2009年2月>
愛知県稲沢市にて、
土佐犬が通行人や飼い犬を襲い、
重傷を負わせる事件が発生した。
警察官も軽傷を負わせ、拳銃で射殺された。
<2014年2月>
北海道にて放し飼いかつ未登録、
狂犬病予防未注射の土佐犬2匹が、
女性を水死させる事件が発生。
重過失致死容疑と狂犬病予防法違反で、
飼い主は逮捕された。
<2016年4月>
神奈川県で暴力団組長が飼育していた土佐犬。
散歩中のプードルに噛みつき、さらに女性の手を噛んだ。
この犬は過去にも、
2014年10月に、ミニチュアダックスフンドを噛み殺し、
2015年10月には、柴犬に噛みついたという前歴もあった。
飼い主は、土佐犬の飼育を、
2016年4月まで横須賀に登録していなかった。
犬の世話をしていた暴力団幹部と組長は共に、
狂犬病予防法違反の疑いで逮捕された。
<2016年9月25日>
青森県で飼育されていた土佐犬2頭。
おりから逃げ出して、
そのうちの1頭が8歳男児の腕と尻を噛んだ。
2頭はいずれもすぐに捕獲された。
いかがだっただろうか。
土佐犬は人を殺せるほどの、
恐ろしい力を持っていることが分かっただろう。
殺害事件の考察!福本さんはなぜ殺されたのか?
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190527/k10011930601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
今回の事件。
紹介してきたような乱暴な土佐犬によって、
福本さんは殺害されたとみられている。
しかし、福本さんが土佐犬初心者かというと、
そういうわけではない。
福本さんは、捕獲された犬を含め、
合わせて4頭の土佐犬を育てていて、
毎日、餌やりなどをしていたとのこと。
つまり、土佐犬の扱いには、
比較的慣れていたと思われる。
しかし、ここで問題なのが、
捕獲された犬以外の土佐犬を飼っていたということ。
福本さんを襲い捕獲された犬は、
知人から預かった土佐犬である。
つまり、捕獲された犬にとっては、
事件の現場がマイホームではないのだ。
見知らぬ地に連れてこられてたということ。
ましてや、自分以外にも同じ土佐犬がいる。
土佐犬の特徴である、
強い闘争心がむき出しになったと思われる。
そして、餌をやるためにおりに入った福原さんに、
他の土佐犬の匂いがついており、殺害したのではないだろうか。
犬の嗅覚は人の1億倍とも言われている。
可能性は考えられるだろう。
※これらは、あくまで個人の見解である。
福本さんのご冥福をお祈りするとともに、
事件の早期解決が求められる。