出典 産経新聞
庄子幸一死刑囚と鈴木泰徳死刑囚の刑が8月2日午前に執行されました。
執行には山下貴司法相が命令しています。
死刑執行は貴司法相就任以来、2回目のことで今回の死刑によって確定死刑囚は110人になった。
二人の死刑執行は山下貴司法相による臨時記者会見で明らかになりました。
山下法相は「なんら落ち度のない被害者の方々の尊い人命を奪うなどした極めて残忍な事案。被害者の方々はもちろん、ご遺族の方々にとっても無念この上ない事件」と述べている。
また死刑執行は、昨年12月に投資顧問会社社長ら2人を殺害し、強盗殺人の罪に問われた元暴力団幹部の岡本啓三元死刑囚と元投資顧問業の末森博也元死刑囚以来です。
今回の死刑は令和初でもあります。
確定死刑囚の庄子幸一死刑囚と鈴木泰徳死刑囚の死刑執行の理由を見ていきます。
庄子幸一の犯罪歴は?
主婦2人を相次いで殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人の罪に問われていました。
確定判決より、庄子幸一死刑囚は交際していた女と共謀して主婦二人を殺害したとされています。
共謀した女は山本章代といい、現在無期懲役。
庄司幸一は未成年の時から犯罪を繰り返していた人物でもありました。
少年院を出ても全く反省の色を見せず、強盗、強姦の罪を重ねます。
そして二度目の出所後の後に犯したのが大和市主婦連続殺人事件でした。
これが庄司幸一の死刑を決定させました。
内容はというと
13年8月28日に林弘子さんの首をベルトで絞め殺害。
さらに13年9月19日には大沢文子さんの顔に粘着テープを巻きつけた状態で浴槽に顔をつけて殺害しました。
また二人から現金29万円奪っています。
その後、19年に最高裁判所で死刑が確定しました。
知人女性と共謀して犯罪を行ったという卑劣さを持っていますね。
鈴木泰徳の犯罪歴は?
福岡県で女性3人を殺害して金品を奪ったとして強盗殺人罪に問われていました。
鈴木泰徳は16年12月12日に福岡県飯塚市の公園で専門学校生の久保田奈々さんを絞殺。
また16年12月31日には北九州市小倉南区で、パート従業員である大中敏子さんを刺殺、その後現金入りのバッグを強奪して逃走しました。
さらに17年1月18日、福岡市博多区の公園で、会社員の福島啓子さんを刺して殺害。
その後、23年に最高裁判所で死刑が確定しました。
鈴木泰徳は異常性欲者として知られています。
職業は土木作業員で妻と幼い子供二人がいました。
付近の住民は「子煩悩で、子供を連れて良く出かけていた」
と証言していましたがそれは鈴木泰徳容疑者の1つの顔でしかありませんでした。
裏では連続殺人、窃盗など悪行の限りを尽くしていました。
新天皇即位による恩赦法はどうなったの?
日本には恩赦法という法律があります。
これは簡単に言えば犯罪者の罪を軽くするものです。
年号が平成から令和に移ったことによるお祭りムードを囚人にもお裾分けしようという魂胆だと言われています。
正直、国民にとっては凶悪な犯罪者の刑が軽くなるということでなんの得もありません。
かつてに上皇様が天皇に即位された時にも恩赦法は適用されたそう。
実は上皇様が退位されたときにも恩赦法が適用される可能性があったのですが、
政府はそれを見送ったそう。
今回の死刑執行には恩赦法は一切適用されていません。
令和初の死刑執行とされています。
恩赦法は秋に軽微犯罪限定で適用されます。
軽微犯罪限定でも恩赦法が適用されるのは良くないと考えてます。
いくら改元がめでたいものだと言っても
犯罪者が本来規定されていた分の刑を軽くするというのはおかしいですよね。
Twitterの反応は?
福岡3女性連続強盗殺人事件の鈴木泰徳と神奈川連続主婦強盗殺人事件の庄子幸一が令和初の死刑執行で死刑になったみたいですね
— 山村ナイン (@KANDA_2000) August 2, 2019
庄子幸一と鈴木泰徳か
鈴木泰徳はあり得るな、とは思っていたんだが同じ福岡の松永太と同時に執行されるものだと勝手に思っていたのでその点では少々予想外だった#死刑 #死刑執行— 蘭之介 (@akugyo_zanmai) August 2, 2019
https://twitter.com/neconeco211/status/1157111815764971521?s=20
きょう、午前に2人の死刑執行。どんな殺人も許さない!死刑執行は殺人だ!国家に人の命を奪う権利を与えるな!
— 天皇も死刑もいらんヒソカ (@hisokawhitewolf) August 2, 2019
死刑執行、令和になって初めてというテロップ。何一つ変わってもいないのに何がめでたいのか令和になったと意味不明に喜んでた異次元の人たち。そんなモノを有難がる人間は殺人を何とも思ってない。
— K-HMJ (@OrisaraniSara) August 2, 2019
まとめ
いかがだったでしょうか。
庄子幸一死刑囚と鈴木泰徳死刑囚の死刑執行理由についてまとめました。
現在は恩赦法が適用されていないというのが今回の死刑執行のポイントでした。
これ以上残忍な事件を起こさせないために死刑が再発防止策になるといいですね。